創刊の辞

『福音主義神学が聖書の釈義に根ざしたものでなければならないということは、当然のことです。 しかし、この当然のことが必ずしも「当然のこと」として行なわれているとは言えません。旧約聖書の「釈義」が何を意味するのか、そのことを具体的に知るために、ヘブル語テキストに直接当たり、苦闘しながら学び続けていく作業を積み上げていくことが必要であると思います・・・ 各自が担当した論文は、このように、共同研究の結実でありますが、最終的な責任は執筆者一人一人にあります。 読者諸氏の率直なるご批判と励ましとを頂けますならば幸いです。』

(Exegetica 第 1 号, 1990 年)